あ行

アメリカの大罪
著者:西部邁
ジャンル:思想
アメリカ追従を現実主義という名の下に正当化しようとする日本。だが、アメリカとはそんなに頼りになる存在なのか?アメリカに過剰に依存していてよいのか?対米依存は実は亡国への一歩であるといえる。アメリカは歴史の浅い国で、歴史の英知・伝統のない国であるのに対し、日本は本来、歴史が長くすばらしい伝統の英知があるはずであるのに、戦後日本は日本的なるものを討ち捨てることが最善でアメリカ的なるものを取り入れてきたが、これは間違いである。イラク戦争でアメリカの正体が見えたにも関わらず、日本はアメリカに国防を依存するがゆえに対米追従せざるをえなかったが日本が自主防衛をする必要性を浮き彫りにしたものである。自主防衛は国際的な枠組みの中で構築するもので、唯我独尊的な単独防衛とは違う。
また経済系統などでもアメリカ的なる制度、市場原理主義などを追求するあまり、日本に一番適している日本型経営を捨てるなどしてきた。また規制緩和、規制緩和と叫ぶが本当に規制緩和は必要なのか。市場原理主義ならば全規制撤廃することが挙げられるが、そうなったら結局アメリカにみる弱肉強食の訴訟社会しかまっていない。本当に大事なことは適切なバランスの規制ではないだろう。また小泉純一郎の構造改革というが、本当に小泉純一郎のいう構造改革は必要なのだろうか。小泉改革をそのまま実行すればアメリカ型の社会になってしまうことは間違いないとすれば、・vこそ善という思考回路が間違っているということになる。

アラビアンナイト I

ジャンル:物語
アラビアンナイトの話が6個のっています。文字も大きく、内容も平易なので子供でも読みやすいです。また挿絵もあります。
内容はある王子が猿にされてしまう「王子と魔神の物語」、死体があっちへこっちへ、かなり明るい「アランダス」 、怠け者と働き者が一緒に旅でる「アブーシールとアブーキールの物語」、王様の病気を治したの博士の「ドゥバーン博士の首」、賢いオウムの「お菓子屋さんとオウム」、不思議な3人の老人のお話の「商人と魔神の物語」。
全部おもしろいです。アラビアンナイトのなか独特の雰囲気がします。魔神とかが出てきたり、すぐに人を殺したりと・・・

アングロサクソンは人間を不幸にする―アメリカ型資本主義の正体
著者:ビル・トッテン
ジャンル:経済、歴史
アメリカの資本主義構造を社会主義的に資本家と労働者という位置づけでアメリカ経済を論じる。するとおもしろいほどに社会主義理論と一致する、大きな経済格差、貧者と富者で拡大する経済格差など、またアメリカの歴史。
 アメリカ全体での所得は上昇したが、一般的アメリカ人の所得は減少した、なぜなら所得増は富者だけに行き届いたから。日本を規制緩和や自由競争などでアメリカ型経済にする必要はない。

イエスの生涯
著者:遠藤周作
ジャンル:歴史
作者がイエスとはこのようば人であったのではないだろうかと考え書いた本です。
この中で描かれるイエスというのは、聖書の中のイエスとは少しことなり、われわれと同じような人として描かれ、悩み、考えたりしている。
また、想像だけで書いているのではなくて、聖書の中の文を著者なりに解釈したりして書いている。このようにして、イエスというものを理解する手助けになるかもしれません。

生きるヒント―自分の人生を愛するための12章
著者:五木寛之
ジャンル:エッセイ
喜ぶ、惑う、悲しむなどこで生きるためによいということを筆者が述べています。
自分を愛せないものは他人を愛することができないので、自分自身を好きになるようにしようということなどです。自分を好きになるためには自分自身の褒め上手になったらよいなどわかりやすく筆者の経験や簡単な例などを提示しています。
また悲しみを忘れたものは喜ぶことができないなど、暗い・悲しいなどあらかじめ悪い先入観をもっているような感情についてもの書いています。
「知る」というところはかなり印象的なことが書かれていました。見る前に知ることは時としてそのステレオタイプを生むことがある、知識によってがんじがらめにされその知識によってのみ動かされるのはよくない。また時として、知るということは悲しみを伴うということが具体例などをまじえわかりやすくしてあります。
また人間は生まれてくる際に、親を選ぶことができず、最後を死ぬということ、そしていつかかならず寿命がきて死亡するということについても書かれています。ここで、例としてシェークスピアの「リア王」のなかの「人はみな泣きながら生まれてくる」ということがとてもよいです。
とりあえず字が大きいので非常に読みやすいです。

今すぐ話せるフランス語 自由自在編
著者:倉方 秀憲
ジャンル:語学・フランス語
フランスに関係する長文が日本語訳つきでのっています。
文法の解説はすくないながら、あります
CD2枚つきです。そこそこの速度とゆっくりの速度でのCDにはいっています。
また、コラムでフランスに関することがのっています。
付録としてフランス国家 LA MARSEILLAISE が楽譜と歌詞つきでのっています。
動詞の活用など、初歩文法はのってないので初心者には向きません。

うさぎにもわかる経済学
著者:長瀬勝彦
ジャンル:経済
経済に関する基本事項を用語や数式を使用せずに面白く解説してくれています。重要なポイントは需要と供給を現実に当てはめて解説しているところでしょうか。例えば、高速道路が渋滞で一般道と同じようになってしまっているから通行料を無料にせよという要求は間違っている、なぜならここでは通行という需要に対して、高速道路は供給に当たり、交通料金をなくすと重要がより大きくなると予想されるのでもっと高速道路の渋滞状況は悪化するので、渋滞を緩和するためにはもっと交通料金を高くすることにより、通行量(需要)を下げることが大事だそうです。

織田信長 物語と史跡をたずねて
著者:土橋治重
ジャンル:歴史
織田信長を簡単な小説風にして描いています。また歴史的な建物や古戦場後などの写真も白黒ですが載っています。また、重要なポイントなどは「スポット」「史跡探索」として少し詳しくのっています。
また難しい漢字などは、横に振り仮名がのっています。また文章も簡単な文で書かれているのでとてもわかりやすいです。字も大きい方です。

俺の考え
著者:本田宗一郎
ジャンル:経営
人間はカネか信用かどちらを優先させるべきか。それは信頼である。信頼ある仕事をしているとそれだけでカネはまわってくるものだ。市場調査などまったくいらないわけはないがそんなに重要なものではない、需要はメーカーが作るものだ、また過去の蓄積の参考にする程度である。あたらしい都市計画など道路を作ればそれでよい、便利な道路があったらメーカーは自然とそこに工場をつくるものだ。現代は大量生産の時代であって昔の正宗などその人一人が数十年かけてくるような深遠な技術は必要ない。また人の和は大事である。

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