洋書

Bin Laden: The Man Who Declared War on America
著者:Yossef Bodansky
作者のヨセフ・ボダンスキーさんは米国務省・国防総省の顧問になっていたりする経歴で、テロリズムに関しての専門家です。
題名はビンラディン氏ですが、ラディン氏以外の人々も数多く登場します。
ラディン氏を中心に、その育った環境や、周りの環境などをたくさん考慮して書いています。ですので、時々ビンラディン氏とは間接的にしか関係のないことまでのっています。
アフガニスタンでの活躍やその後のネットワークなど、またサウジアラビアでの状況などこと細かくのっています。
また、どちらかといえば客観的に描いているので、変な偏見を持つことはあまりないと思います。

Industry Regulation and the Performance of the American Economy
著者:Paul MacAvoy
ジャンル:経済
産業規制についての本です。いままでのアメリカでの産業規制の実績・効果を踏まえつつ産業規制の効用や役割について論じます。
自然寡占と産業規制や労働環境と産業規制などをくわしく、また失敗の場合はいかなるようになるかなどです。そのほか、産業規制撤廃が社会にもたらす効用や規制による経済成長の阻害などについても論じています。
難解なグラフなど2.3箇所でてきます!

Japan As Number One: Lessons for America
著者:Ezra F. Vogel
とにかく日本をほめて褒めちぎる本です。日本のあらゆる制度やシステムをここで述べています。日本の大企業や日本の省庁や受験制度、警察まで。
日本の集団主義のよいところがビジネスの現場から犯罪防止までとてもたくさん書かれています。
またアメリカとの対比も単純ながらしています。
読んでいると複雑な心境になるかもしれません。
最後の第3部は日本のシステムをアメリカなどが採用できるのか?また、どのようにするのか?という主題です。
やはり、直接導入するのではなくしっかり下地をととのえてからでなければ、まったく違うシステムは機能しないということです。またここで、日本システムの悲観主義的視点についても述べられています。

Patterns of Democracy: Government Forms and Performance in Thirty-Six Countries
著者:Arend Lijphart
ジャンル:政治
イギリス流の政治とスイスやベルギーなど(国家がいろいろな要素で分かれている、言語・宗教など)の政治方法を比べたりします。日本にかんする記述もあります。
なかでも、2党政治か、多党政治かや2院政か1院政かなど対比することで民主主義のよりよきあり方を論じています。
内容は例などを数多く提示したり、グラフなどを多用することでわかりやすくなっています。世界の政治方式と日本の政治方式の違いを考えたりすることもできます。
利益集団や中央銀行についても述べれています。

Stupid White Men
著者:Michael Moore
映画監督のマイケル=ムーアさんがアメリカ批判を政治や社会などを中心にやたらしてる本です。とくにブッシュ大統領などにたいしてかなりしています。
内容もなかなか面白いです。
これを読むとブッシュ大統領は見た目も・・・だし、中身もやはり・・・!という感想になるのは間違いなしですよ。
日本語版はこちら
アホでマヌケなアメリカ白人

Terrorism
著者:John Pynchon Holms
テロリズムの本です。
内容は世界のテロリストたちの名前や組織、またそのテロリストの破壊活動の方法や装備品など、個と細かくのべられています。ど〜やって調べたのか気になります。
またこの中に日本赤軍やオウム真理教などものっています。
大雑把にいえば、テロリストに関するもの辞典みたいな本です。
英語の難易度はそこそこです。

The Norman Conquest
著者:N. J. Higham
ジャンル:歴史
ウィリアム1世によるノルマンコンクウェスト(ノルマン征服)をいろいろな資料とともに説明しています。
ノルマンコンクウェストにいたるイングランドの政治的経緯をはじめとして、ウィリアム1世による統治方法などを理解することができます。
やはり、血縁というのは、相続権や支配的に重要なようです。また、当時のイングランドが外部勢力(ヴァイキングなど)にいかにもろかったかなどもよりいっそうわかります。
統治のためには教会権力の利用なども必要だったみたいです。
また、反乱にも新しい支配者はいろいろとこまったようです。
また最後にノルマン人によるイングランド支配の影響などが書かれています。たとえば、英語は公式文書で使われなくなったことや、子供の名前がノルマン風になったなど。
文が大きいので読みやすいですが、地図がついていないというのが残念です。

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