さ行

最終戦争論
著者:石原 莞爾
ジャンル:戦略・戦術
著者の石原莞爾は満州事変の立役者として有名です。この本の内容は今後の最後の大きな戦争の後に戦争のない平和が訪れる。しかし、その最後の戦争(決勝戦)に勝たなければならない。ここで一体どこの国とどこの国が戦うのかというと東亜と米州、つまり日本とアメリカとの戦いがあるというもの(一番最初に出版したときは戦前)。そこで日本は東亜を天皇を中心にひとつにまとめなければならず、また日本人というだけで他の東亜人を差別してはいけない。その最後の戦いには言語を絶する兵器が使用されるという予想があります。
その兵器とは今から考れば核兵器といったところでしょうか。実際には日本とアメリカは戦争をしましたが、本人は20年以内と予想していたにもかかわらずもっとすぐに戦争は起こりましたし、戦争のない平和な世界にはなっていない。しかし、当時の昭和を知る資料としてはなかなか良いと思います。

再審「南京大虐殺」―世界に訴える日本の冤罪
著者:大原 康男, 竹本 忠雄
ジャンル:歴史
南京大虐殺などなかったということを虐殺肯定派の根拠を裁判のように反論していくという内容です。全文の英文もついていて外国の人にも読めるようになっています。内容もグラtやチャートがついていて内容がわかりやすくなっています。
虐殺肯定側の意見や資料はどれも信用に値するものがなく、むしろ虐殺を否定する信用のおける資料はたくさんあり、その中のひとつとしては死体の人数を数えることである。すると南京戦で戦死した中国兵の人数とほとんど一致するのである。つまり虐殺を立証するための死体がないのである。また英文の側のほうが少し資料が多いです。

三国志新聞
ジャンル:歴史・三国志
新聞形式で三国志をあらわしています。内容はとてもまじめですが、わらわせるような感じです。新聞形式なので四コマ漫画ものっています。
184年の紅黄巾の乱から280年の晋が統一するところまでのっています。
三国志演義ではないので劉備を極端にまで正当視するようなことはありません。
一番最後に主要人カタログとして三国志で活躍した人々が軽くのっています。
今は新版がでているようです。

「三国志」の知恵
著者:狩野 直禎
ジャンル:歴史
三国志のことを比較的有名なところがのっています。またその中で勝因や敗因などが結果論的にのっています。
2章で三国志の時代背景を学校の教科書よりかは深くのっています。
3章で有名な武将など短い文でのっています。
4章の「三国志から何を学ぶか」というところが本編みたいなもので、そこで官渡の戦いや赤壁の戦いなどの勝因や敗因などがのっています。
本の中では曹操に辛口で劉備に対して甘口のところがたびたび見受けられます。

しっかり学ぶフランス語文法
著者:佐藤 康
ジャンル:語学・フランス語
CDが一枚ついています
フランス語の文法を基本のところからむずかしいところまで解説してくれます。仏検3級レベルとありますが、2級にも十分使えます。
どの動詞がdeと結びつくのかや、知覚動詞や接続法などの説明が例文つきでのっています。
練習問題などもあるので理解しやすいです。
また章の終わりにはフランスの生活などに関するコラムが載っています
CDの速さはちょっと遅いめで聞き取りやすい感じです。

小説 福沢諭吉
著者:大下 英治
ジャンル:歴史小説
作者が福沢諭吉の人生を書いてます。内容は諭吉が長崎へ蘭学を勉強しにいくところから始まります。諭吉の反骨精神をそのまま表したような感じです。
諭吉の何事も試してみようという精神や、勉強したり、またその勉強を邪魔されたりと大きく描いています。
オランダ語を習得し、横浜に実際に実力を試しにいったら、オランダ語が通じず英語へと転換をはかった諭吉の意気込みのあたりはよいです。
字もそこそこ大きく読みやすいです。

新史太閤記
著者:司馬 遼太郎
上下2巻
豊臣秀吉の生涯を小説で描いています。織田信長以前に仕えていた時代から、織田信長に仕え、長浜城城主になり、本能寺の変そして柴田勝家を倒し、徳川家康を家来にするまで。その後のことは描かれていません。
織田信長は戦いで多くの人を殺したが、秀吉は人を極力殺さないという対比もあります。
この中では秀吉のほかに竹中半兵衛や黒田官兵衛など秀吉の軍師として活躍した人々もえがかれています。
秀吉の人を観察する卓越した能力などもうまく書かれています。

数学自由自在
著者:宇佐川 信行
ジャンル:中学数学
これは、わかりやすい。中学校の3年分の数学をこれひとつで全部のっています。ぜったいに学校の教科書よりもわかりやすいはず。
例題ですぐしたに考え方と回答が載っています。そしてその次に練習用類題がのっています。
また、POINTなどで間違わないようにサポートや間違ってはいけない要点を支えてくれています。
一番最後には高校入試のためのテストがついています。
ちなみに、ものすごく難解な問題などはのっていません。

素顔の日本史
著者:樋口清之
ジャンル:歴史
発掘現場からみる平安時代など。平安時代の庶民の暮らしは余り変化がないが、貴族の暮らしは大きく変化している。また地名によって、その土地の歴史を感じることができる例えば塩沢など塩の名のつく地名は昔そこが塩を通していた道であるなどのことを指名しているらしい、肥前・肥後はは火の国つまり阿蘇山と関係があるらしいなど。また海中に沈んだものを発掘することによっても歴史がわかる、また江戸時代の大阪は世界で最先端の科学が進んでいたなど。

世界史アトラス
総監修:ジェレミー・ブラック
ジャンル:歴史
高校の時の世界史資料集をもっとくわしくした感じです。
第一部は年代別世界史、第二部は地域別世界史の2部形式です。
高校の時の世界史のようにヨーロッパのみに偏っているわけではないので、アフリカや南米・インドといったところも理解できます。
内容が資料集みたいなのもなので、写真や地図などたくさんのっているので、歴史好きにはかなりよいと思います。
ただ日本の鎌倉時代のところの日本刀がなんだか日本刀には見えないのが残念です。
あと、この本やたらめったらでかいです。メジャーではかったら縦37.5センチ、横27.5センチもあります。

世界史事典
ジャンル:歴史
世界史の人物や制度・事件など7200項目があいうえお順にのっています。
一番最後には付録として各テーマで概説がのっています。
また事典ですが大きさは小さく縦、18.5センチ、横13.1センチと普通の文庫本より一回りおおきいだけです。
大学入試にも使えます

戦争論―暴力と道徳のあいだ
著者:西部邁
ジャンル:思想
 ルールを守るか守らないかによって、文明国か野蛮国か見分けることができる。イラク戦争はアメリカは国際法というルールをまもらず戦争をしたのでアメリカは野蛮国ということができる。
 それに対して、湾岸戦争時はアメリカは合法的にイラク攻撃をした。日本はそのイラク非難決議に賛成をしたにもかかわらず、人的貢献をせずにしてしまい、絶対平和主義という自分さえ平和でいればあとのことはどうでもいいというエゴをとおした。まさに湾岸戦争時の日本の対応は野蛮国のそれであったといえる。イラク戦争時もアメリカという国際法違反のルール違反の国を支持するという野蛮国の友という振る舞いをした。

総合政策・入門
著者:天野 明弘
ジャンル:総合政策・環境問題
教科書でした。内容はわかりやすいようになっています。前半は人口問題やそこからのエネルギー問題をとりあげ、公害についてのべています。後半は経済の基本をとりあげ、そこから外部不経済などについてです。
一応入門なので、難しいことはのっていません。すべて基本といえば基本の事柄です。
章の終わりにキーワードや練習問題がついてます。

孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略
著者:守屋 洋
ジャンル:戦略・戦術(軍事)
中国の春秋戦国時代の孫武の書いた兵法書(孫子)です。
内容はこのようにしたら戦争にかてるという内容。
武田信玄の風林火山もこの孫子に書かれているの内容をもとにしています。
作者がひとつひとつ具体例をあげながらこのようにしたらよいということをかいていてくれているので非常にわかりやすいです。
大事なことは、勝てない戦いはしない、きっちりと統率する、主導権を握る、兵力差に応じた戦いをする、兵士の力を発揮させるには死地に自らいくのがよい、などなど。
一見当たり前ですが、冷静でないときにはこれを見て、冷静になることが一番よそそうです。
ただ、中国の人民解放軍などが不当に評価されすぎています

「孫子」を読む
著者:浅野 裕一
ジャンル:戦略・戦術(軍事)
孫子の兵法を大事なところだけ取り出して例を持って説明しています。
最初にその当時の時代状況がわかりやすく解説してくれいるのがとてもよいと思う。
大東亜戦争中の日本軍の作戦の失敗が例に出されている回数が多く、結果を見てから批評しているだけにこの部分はすこしあきあきしますが、それ以外のところはなかなかよかったです。

メインページに戻る
55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット