た行

大河の一滴
著者:五木寛之
ジャンル:エッセイ
人はみな大河の一滴。プラス思考では説明できないことが多すぎる、マイナス思考からはじめるということです。人には何も期待しないほうがいい、なぜなら期待していないときに親切などを受けるとその喜びは普通の時の何倍にもなる。励ましだけではいけない、時として人は励ましではなく慰めを必要とする。

大衆の反逆
著者:オルテガ・イ・ガセット
翻訳:神吉 敬三
ジャンル:思想
1930年に原本は出版しています。
大衆とは権利ばかりを主張するだけで自分たちのなすべき義務はまったく主張しない。そればかりか大衆は自らが平凡でありながらそこにまったく疑いをせずに、自分たちと同じ考えをしないものを排除する。いままでは政治などは少数派が行ってきたにもかかわらず大衆はいまや自分たちがそれをせんとしている。という愚民思想に通じることが前提となっています。
そのほかにも作者はヨーロッパ共同体についてのべています。

台湾の主張
著者:李登輝
ジャンル:台湾
前台湾総統の李登輝氏が台湾というものをあらわした著。日本による台湾経営を非常にほめてくれている。台湾と中国の関係、日本のあるべき姿、李登輝氏の農業政策など非常に勉強になる一冊です。もし農業地の売買を自由に行えば資本主義の原則により一番利潤のとれる工場になってしまい台湾の農業は衰退してしまうので短期的な利益に捕らえられてなんでもかんでも自由化してはいけない。台湾というものを理解するまめに非常にいいと思います。また日本の国益として考えるなら台湾海峡は非常に大事で台湾海峡を中国に取られてしまう可能性を考えると国防上も台湾は大事な国の一つであるといえます。

タリバン
著者:田中宇
ジャンル:イスラム
アフガニスタンでタリバンの成立までの事情などを中心に話が進められます。またオサマ=ビン=ラディン氏についてのことものっています。アメリカやパキスタンのアフガニスタンでも関係など興味深いこともあります。またそのほかには作者が実際にアフガニスタンにいってきたときの模様なども書かれています。アフガニスタンの特に暑いところで、クーラーのきかない車にのって、窓を開けるとドライヤーのような熱風が窓から入ってきて赤信号などで停止しているときのほうがまだましということなど。

地方自治要論
著者:佐藤 俊一
ジャンル:地方自治
地方自治を推進するための現在の問題点を解説しています。地方議会の運営方法や行政サービスや条例などについての解説やオンブズマン制度などを説明していますが、地方分権を推進することはいいところばかりが書かれているように思います。地方分権も必要なら推進すべきだと思いますが、この本からではちょっと説得力に欠ける気がします。とりあえず大事だとおもったので情報開示などです。

中国語文法・完成マニュアル
著者:小川 郁夫
ジャンル:語学・中国語
中国語の文法を基礎からかなり詳しく説明しています。わかりやすいように例文のたくさんあります。
全部で16章で各章の終わりには必ず練習問題が10問ずつのっています。
巻末には音読みからピンインを引くための小辞典が載っています。
ただ、発音の詳しい方法がのっていません。CDもついていないのでその面では多少苦労します。

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